作業業療法士の灘先生と一緒に、公民館でブランコやトランポリンを使って、楽しみながら体の使い方を学びます。ピュアスペース(NPO法人ピュアの事務所内)での相談の場合もあります。開催はその都度決定。
作業療法士 灘裕介先生による公民館でのセッションを行います。トランポリンやブランコを使って、お子さんの様子を見ながら、先生が体の使い方や、感覚のことなどをわかりやすく教えてくださいます。難しく考えないで、まずは気軽に参加してみませんか? 「どうしてこの子はじっとしていられないの?」「手先が不器用なのを、何とかならない?」そんな疑問に、気持ちが軽くなるような、アドバイスがいただけますよ。
◆公民館地図◆ 鴻池新田駅から盾津鴻池公民分館分室までの地図
特別支援教育も開始となり,発達障害にかかわる専門職や支援する機関は,ますます重要な責任を負うことになるのではないでしょうか.それぞれが,それぞれの専門性を高めなければなりません.また,それぞれが個々にかかわるのではなく,連携を取り,チームとしてかかわることが,子どもたちへの支援の成果をより高めるものではないでしょうか.ピュアと作業療法士の連携,それを益々深めさせてもらいたい,そう切に願っております.子どもを持つ親としての意見・考え,また発達障害の子どもを持つ親の専門家としての意見・考えを交流させてもらいつつ,ともに子どもを支援していければと思います.
子どもの成長とは? そんな問いかけをされると,私たちはなんと答えるでしょうか?よく「からだの成長」「こころの成長」と表現するかもしれません.「からだの成長」,それはよく栄養を取り(ミルクを飲んだり,食べ物を食べたり),よく寝ることで促進されるのではないでしょうか.では,「こころの成長」とは?それは「脳の成長」と置き換えることも出来るのではないでしょうか? では,「脳」にとって栄養って何なのでしょうか?それは,“見たり”“聞いたり”“触れたり”“動いたり”することです.外界の刺激を感じ,身体を操作することが「脳の成長」=「こころの成長」と言えるのではと思います.
私たちは多くの刺激を感じています.その刺激は,「感覚」と呼ばれるものです.よく知られている「五感:視覚(目),聴覚(耳),味覚(舌),嗅覚(鼻),触覚(皮膚)」というものがあります.これ以外にも,地球上で生活する上で必ず感じる感覚に,「重力の感覚=前庭覚」というものもあります.これらは,外界からの刺激です.実は,感覚は外界からだけでなく,自分自身の動きも刺激になっているものがあります.目を瞑って,手を前に伸ばしてみてください.誰もが,目を瞑っていても,手が伸びたことを感じたに違いありません.このように「動きを感じる(運動の)感覚=固有受容覚」というものも存在しています.
私たちは,外界からの感覚と,自己内からの感覚を感じることが出来ますし,それらをうまく組み合わせることで,毎日を円滑に過ごすことができているのです.例えば,コップの水を飲むという行為も,まず目で捉えなければいけません.そこから,手を伸ばします.目で捉えた位置(距離)に手を伸ばす運動が必要です.「視覚」と「運動の感覚」がうまく組み合わされる必要があります.コップを持ったら,今度は口元に運ばなければいけません.ここでも,口に触れたと感じるとそれ以上近づけようとはしないと思います.「触覚」と「運動の感覚」の組み合わせです.その次は,飲みます.口元からこぼれない量をコントロ-ルしなければいけなかったり,空になれば,元に戻すと思います.ここでも,口に触れる水を感じる「触覚」やコップの傾きを操作する「運動の感覚」が組み合わされます.こういった例のように,毎日,決して意識はされませんが,自動的に感じ組み合わせることで様々な行為をうまく行うことができています.『このように感覚を組み合わせて,適切な行動を導き出すことが感覚統合と言われています.』
このことは言い換えると,感覚をうまく感じ取れないと,毎日を円滑に過ごすことが出来ないことがあると言えます. 特に発達途中の子どもでは,私たちからすると理解が難しい行動に結びついてしまうこともあります.走り回ってしまう,ものの扱いが乱暴,すごくべたべたくっついてしまう,触ることや音に過敏,不器用など様々な生活上の支障をきたすことがあります.そういった現象の説明や支援に,感覚統合は有効かもしれません.